公益財団法人但馬ふるさとづくり協会様発行の地域情報誌『T2』では、
但馬地域の隠れた逸品をご紹介するコーナがあります。
今回は10月下旬から11中旬が旬となる朝来大黒(あさごだいこく)が美味しい!と
聞きつけ兵庫県朝来市上八代にある上八代営農組合へ取材に行ってきました。
上八代営農組合は、村の高齢化が進むなか2010年に景観と田畑の機能を守り、維持管理することを目的に設立しました。
そして地区内の老若男女のなかでできる人ができる範囲のことをすることで農業を継続していこうという経緯のもと、
黒大豆やコウノトリはぐくむお米などの高付加価値の農産品を、集落を挙げて生産しています。
朝来大黒とは限られた時期にしか食べられない、完熟黒大豆(丹波黒)の枝豆のこと。
朝来市の特産として知名度を広げており、ふるさと納税返礼品にもなっています。
外観も中身も黒ぽく、通常の枝豆よりも粒が大きいのが特徴です。
取材では丁度、村の女性の方々が慣れた手つきで最近収穫された枝豆を仕分けている場面に出くわしました。
こちらから「こんにちは〜!」と挨拶をすると、よそ者の私にまるで近所の人に言うようなやわらかい「こんにちは〜!」を皆さん返してくれるので心が温まりました。
今年の7月、8月は姫路や淡路などから枝豆収穫のボランティアの方が来てくださるそうですが10月頃には大学生の方も参加が予定されています。
一般の人は、枝豆収穫体験(3株)が試食付きで年5回ほど行なわれているそうです。
枝豆のみならず、集落のことや農業について知るきっかけとしてもいいですね。
黒い枝豆の気になるお味、お勧めの食べ方も情報誌ではさらに詳しく記載していきます。
『T2』秋冬号の発行までもうしばらくお待ちください。