公益財団法人 但馬ふるさとづくり協会様からのご依頼で制作している
「但馬の移住ガイドブック たじま暮らし」は兵庫県北部に移住を考えている人のための冊子です。
地域の良いところばかりではなく、実際の暮らしはどのようなものなのか
町の制度、文化、気候、先輩移住者の方の話なども交えてわかりやすくまとめています。
今回はデザインのリューアルと内容の更新ということで
兵庫県養父市大屋町に移住してこられた山下さん一家にお邪魔をしました。
取材先の大屋町は、アートを使ったまちおこしに力を入れている地区でもあります。
廃校した高等学校を木彫や絵画などが制作できるスペースへと変え、誰でも芸術に触れやすい場づくりを行っています。
一家はその中心部から少し離れたところで、土日・祝限定の「Cafe Fika(フィーカ)」を営んでいます。
周辺には本屋さんがないのですが
カフェには壁にずらりとセレクトした物も含め色々な本があり、実際に購入したり読むことも可能です。
「壁も最初、土壁で。床なんかも今みたいに綺麗じゃなかったですよ。
ほんと大変でした。」
と笑いながら話してくださいましたが
普段は別の仕事をしており、大工経験もないご夫婦。
慣れない古民家の改装途中に喧嘩をしたこともあったそうです。
色んな思いで出来上がった場所には、店番をお手伝いする新たな存在も。
CAMELスタッフにも人見知りをぜずに向かってきて
拾った石を渡してくれる好奇心旺盛な娘さんと
その勢いにびびってしまっている犬の(名:ポテチ)です。
撮影では、近所のお気に入りスポットでもある不動滝へもいきました。
滝のある周囲は道中の暑さが嘘のように空気が澄み心地よい涼しさ。
特に季節もあるのか苔も木々も竹林もみな瑞々しい緑色をしており、目を見張ってしまうほど。
お出かけの際は、ヒルという虫に血を吸われてしまうこともあるので
服の隙間があまりでない長袖・長ズボンで。トップスもインしてしまうのがおすすめですよ。
気になるガイドブックの発行までもうしばらくお待ちください。