香美町の歴史文化を未来へつなぐ協議会様の依頼により、
4年ぶりに、大乗寺客殿「孔雀の間」での三番叟の奉納をライブ中継業務を行いました。
大乗寺とは、天平17(745)年に行基菩薩が開山した高野山真言宗の寺。江戸時代の画家・円山応挙とその一門による165面の襖絵全てが重要文化財に指定され、「応挙寺」の名でも親しまれています。
「香美町の三番叟は、社会の変化に応じて長く伝承され、能や歌舞伎という伝統芸能が近世の地域社会に定着、継承されてきた事例として、民俗芸能の資料を提供する貴重な存在である。」として香美町内7カ所の三番叟を一括し「香美町の三番叟」として兵庫県指定重要無形民俗文化財に指定されました。
三番叟は室町時代、猿楽を源流に、五穀豊穣(ほうじょう)や地域の安寧を願って大地の四方を踏み固める祈りとして始まったとされています。
重要無形文化財の保存は、文化と伝統を守り、次世代への継承を支え、地域社会の結束と共感を促進します。保存された文化財は、教育と研究において貴重な資料として活用され、文化的な知識と理解を豊かにします。
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