「鉱石の道推進協議会」より依頼を受け、
兵庫県但馬地方の子ども達に広く知ってもらうために、
小学校や図書館に貼られる「鉱石の道」子どもポスターB2版を制作しました。
鉱石の道とは、明治維新後、日本初の官営鉱山となった生野鉱山、神子畑鉱山(朝来市)、明延鉱山(養父市)は、西洋の進んだ鉱山技術を導入するためフランス人技師を招聘し、近代化の模範鉱山の第1号として日本の近代化を牽引してきました。
これらの3つの鉱山のエリアは「鉱石の道」と命名され、
2017年、「播但貫く、銀の馬車道 鉱石の道 ~資源大国日本の記憶をたどる73kmの轍~」が、文化庁により日本遺産に認定されました。
このポスターは、小学生でも読めるよう、全ての漢字にルビを打っています。
また楽しんで理解してもらえるよう、イラストの図を大きく配置しました。
地元の子ども達への「ふるさと学習」は、重要と考えられており、
地域の文化・環境・歴史等に関する学習・研究は、
アイデンティティの醸成、地域づくり、情報発信等を目的としています。
居住するまちがどんなまちかということを知るこが、
市民がまちづくりへと参画するための契機となり、
まちの特徴を学ぶことがまちへの愛着を生み、
まちの歴史や文化を守っていくという活動に結実します。
そのためには、分かりやすく、誰もが学習出来るような
学習プログラムの形にすることが求められています。