高知県香美市では、ICTの導入が進んでおらず、事業課ごとにシステム導入等が行われていますが最大限効率化して活用できていない状況。
そういった現状を踏まえ、香美市が行う行政事務に関するICT・IoTの効果検証を行いながら、弊社のAIチャットボット「住民窓口Edia」導入提案が行われました。
実現に向け、高知工科大学のコミュニティサービスラーニングの仕組みを活用した学生プロジェクトを立ち上げ、学生が主体となった討議方式で提案を進められました。
香美市における ICT 技術の活用の手法を企画・提案することで市民サービスの向上に資することを目的としています。
住民対応の迅速化と住民サービス向上を図るため、24 時間・365 日住民からの質問に対して、AI が自動応答をして、自治体職員の業務の効率化と住民の利便性の向上を図ります。
対象分野は、新型コロナウィルス、引越し、福祉・生活支援、ゴミ、子育て、学校・教育、建設関係など、香美市の業務のほぼすべての分野に対応しています。
また、多言語対応できていますので、外国人住民との言葉の壁も解消できます。
AIチャットボット「住民窓口Edia」は、問い合わせ内容と回答を結びつけることにより、適切な回答を表示するように調整を行っていくシステムです。現時点では回答ができない質問についても、継続して学習を行い、回答精度の向上に努めていきます。
香美市のAIチャットボットは、ICT化推進プロジェクトの
学生さんが約3500項目の質問に回答を埋めています。
香美市まち・ひと・しごと創生総合戦略審議会にも傍聴で出席したり、
市の振興計画なども全部読んで課題をしっかりと把握するよう努力されています。
AIチャットボットのトップページにあらかじめ設定した、
「よくある質問」項目も市の計画から特に重要であるものをピックアップされていて、
「休日当番医」も見られるように工夫されています。
自治体でICTの導入が進んでいないとか、
システムの活用がされていないなどの議論がなされていますが、
学生たちが作ったAIチャットボットは、
住民に寄り添った一番重要な学習(仕事)がされていると思いました。
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